2017/01/18
こんばんは。今年も宜しくお願い致します。
寒い日が続いておりますが風邪など引いてませんか?
雪が降らないだけマシかもしれませんが、週末あたり怪しそうです。
正直、車のタイヤを履き替えようか悩んでいます。
例年?ですとスタッドレスタイヤに履き替えるのですが、昨年に続き伊勢神宮へ初詣に出かけました。
遠乗りするのでノーマルで行ったのですが、、、。
まぁ、積雪してしまったら軽トラックは走れないのですが、お客様に雪の被害なんかがあったりすると何もできないんで。。。
もうちょっと考えます。
(タイヤ履き替えは事故があったら元も子もないので、ディーラーでお願いしています。)
さて中々本家(ホームページ)で事例をアップできていませんが、とりあえずここでお披露目です。
今年は出来るだけコツコツと更新したいと思っています。
今回は港北区のS様です。
初めての客様ですが、最初の工事というのが今回ご紹介する事例で、在来浴室と脱衣室のリフォーム工事。
初めてなのに最初…って“あれ??”と思われた方も多いと思いますが、実は完成直後、外装工事と玄関ドアの取り換え工事をさせて頂きました。
10年ほど前に中古住宅を買われており、オーナーとしては2代目。
残念なのは、設計図書の類が一切ない事。
というのもこちらのお住まいは法地にあり、3尺ほどキャンティ(はねだし)になっています。
こんな感じです ↓
基礎はブロックの所で終わっており(ブロックに平行に基礎確認済)、写真で分かる通り腐食があります。
これは在来浴室を嘗てリフォームしたらしいのですが、その施工が甘く漏水(排水側)していました。
これが経年とともに腐食した訳です。
ビフォーはこんな感じ。。。
排水ユニットには異常がありませんでしたので、原因はいたって単純、浴槽右のスリット上の隙間と床・エプロンの納まり不良です。
タイルのクラック(亀裂)も所々あり、何ともお粗末。。。
ここで問題はキャンティ部分がどう納めているか?
建築当初の事ですから、上記のリフォーム業者とは関係なく、資料がない事で、ある程度の推測を立てなければなりません。
これは技術と経験が必要で、よくリフォームは新築に比べ工事範囲が小さい事も有って舐められがち?ですが、本当はキッチリ裏付けのある業者が行うべきものです。
お風呂の工事なんて、特に建築の知識が無くても出来ると思われがちですが、決してそんな事はありません。
耐震改修のような専門…なんて事ではなく、技術者としての“引出し”が重要という事です。
結果どんな感じだったかというと、はねだし部分には鉄骨が入っており、デッキプレートにコンクリートを流していました。
まぁ、予想の範疇でしたので問題なし。
奥の平らな部分がそうです。
タイルが二色あるのは、前回リフォームした時に既存タイルを剥離せず、上張りしたから。
なのに、既存配管は適当な納めでした。
相見積だとよくこんなことがあります。
無理な見積もりをすれば、そんな業者はどっか“抜く”訳で、そのおかげで壁にクラック入り、傷んでいったんですね。
幸いなことに、はねだし部分はデッキプレートとコンクリでしたので、この程度で済んだのかもしれません。
住まい手の気になる事として、湿気対策がありました。
元々籠りやすい空間だったかもしれませんが、片方では漏れているのですから余計です。
いずれにしても脱衣室も直さなければならず、その代り床レベルは統一でき段差を解消できる事となります。
窓が小さく、腰壁はタイルと漆喰。
床もだいぶ傷んでおり、軋んでいました。
提案としては、吸放湿する壁天井材のチョイスと水・汚れに強い床材の選択です。
邪魔なタイルは全て撤去しました。
ユニットバスはTOTOのサザナです。
必要最低限で良いとのお話でしたが、色味だけは遊びましょうという事で(笑)
最近はアクセントパネルを使って一面の壁を変えたりします。
以前からご紹介した通り、部屋だけでなく、キッチンやトイレにもちょっとした遊び心で採用されるケースが多くなりました。
これは生活のゆとりともいえ、そもそもクロスは張り替えるものですので“チャレンジ”しやすいんです。
折角のリフォームですから、まずは楽しくなきゃ!!
コストは上手く管理して、皆さんの期待に応えるのもプロですしね。^^;
で、脱衣室はこんな感じ。。。 ↓
シンプルなのがお好みという事でしたので、清潔感だけ気を付けてチョイスしました。
床と天井はほぼ?全面に吸放湿する素材を選んでいますので、容量としては十分でしょう。
もう一枚。。。
ほぼ?といったのは洗濯機の背面。。。
ここは水をはねる素材にしました。
右の空いた空間にバケットを置いて洗濯物を移したり、掃除用具なども置かれるとの事で、汚れないような感じで。。。
今回当然に給排水管は新規です。
って、特段の事情がない限りその様に対応しています。
新しい者は今から始まりで寿命はMAXにある訳で、その前に存在していたものは寿命が尽きてしまいますから。。。
特にケチって(客じゃなく業者の事)その古さが弊害となった時、一体どの面下げて直しに行くんですかね。
言ってしまえば、私が嫌なだけですが、コストの低減というのは抑えるべき所は抑えての話であって、住まい手もソコは期待していると思うのですが…。
弊社の言う価格は適正という文言は、言わなくても分かってほしい部分の拾い上げを含んでいるという事。
言わずもがな、、、なんですけども。
そこの努力というか、プロとしての拘り、矜持なんかは、リフォームを軽く考えて参入している人たちとは一緒にされたくないです。(笑)
嘗ての水道屋さん、電気屋さんが『下請け脱却!!』みたいな、言ってしまえば履き違えたスローガンなんて本当に迷惑。
何故って、勉強せず、精進せず、どっかの現場で一緒になった職人さんをただ引っ張ってくるだけ。
引き出しどころか何の裏付けもないから、結局言いなりになってって話よく聞くんですよね。
何か悪口みたいに聞こえるかもしれませんが、そんな業者さんいるんですよね。
皆が皆ではもちろんないです。
今の所ハッキリ言えるのは、訪問販売みたいな業者は絶対NG。
建築専門のモノがいないのに耐震改修できますなんてのもNGです。
私たちの様な地場工務店がもっと頑張らないといけないんですよね、そもそも。
皆さんが不快にならない程度の毒を吐いて、もとい、耳が痛くとも注意喚起と正しい情報を発信して、これからも地道に積み重ねていきます。
今後とも宜しくお願い致します。
寒い日が続いておりますが風邪など引いてませんか?
雪が降らないだけマシかもしれませんが、週末あたり怪しそうです。
正直、車のタイヤを履き替えようか悩んでいます。
例年?ですとスタッドレスタイヤに履き替えるのですが、昨年に続き伊勢神宮へ初詣に出かけました。
遠乗りするのでノーマルで行ったのですが、、、。
まぁ、積雪してしまったら軽トラックは走れないのですが、お客様に雪の被害なんかがあったりすると何もできないんで。。。
もうちょっと考えます。
(タイヤ履き替えは事故があったら元も子もないので、ディーラーでお願いしています。)
さて中々本家(ホームページ)で事例をアップできていませんが、とりあえずここでお披露目です。
今年は出来るだけコツコツと更新したいと思っています。
今回は港北区のS様です。
初めての客様ですが、最初の工事というのが今回ご紹介する事例で、在来浴室と脱衣室のリフォーム工事。
初めてなのに最初…って“あれ??”と思われた方も多いと思いますが、実は完成直後、外装工事と玄関ドアの取り換え工事をさせて頂きました。
10年ほど前に中古住宅を買われており、オーナーとしては2代目。
残念なのは、設計図書の類が一切ない事。
というのもこちらのお住まいは法地にあり、3尺ほどキャンティ(はねだし)になっています。
こんな感じです ↓
基礎はブロックの所で終わっており(ブロックに平行に基礎確認済)、写真で分かる通り腐食があります。
これは在来浴室を嘗てリフォームしたらしいのですが、その施工が甘く漏水(排水側)していました。
これが経年とともに腐食した訳です。
ビフォーはこんな感じ。。。
排水ユニットには異常がありませんでしたので、原因はいたって単純、浴槽右のスリット上の隙間と床・エプロンの納まり不良です。
タイルのクラック(亀裂)も所々あり、何ともお粗末。。。
ここで問題はキャンティ部分がどう納めているか?
建築当初の事ですから、上記のリフォーム業者とは関係なく、資料がない事で、ある程度の推測を立てなければなりません。
これは技術と経験が必要で、よくリフォームは新築に比べ工事範囲が小さい事も有って舐められがち?ですが、本当はキッチリ裏付けのある業者が行うべきものです。
お風呂の工事なんて、特に建築の知識が無くても出来ると思われがちですが、決してそんな事はありません。
耐震改修のような専門…なんて事ではなく、技術者としての“引出し”が重要という事です。
結果どんな感じだったかというと、はねだし部分には鉄骨が入っており、デッキプレートにコンクリートを流していました。
まぁ、予想の範疇でしたので問題なし。
奥の平らな部分がそうです。
タイルが二色あるのは、前回リフォームした時に既存タイルを剥離せず、上張りしたから。
なのに、既存配管は適当な納めでした。
相見積だとよくこんなことがあります。
無理な見積もりをすれば、そんな業者はどっか“抜く”訳で、そのおかげで壁にクラック入り、傷んでいったんですね。
幸いなことに、はねだし部分はデッキプレートとコンクリでしたので、この程度で済んだのかもしれません。
住まい手の気になる事として、湿気対策がありました。
元々籠りやすい空間だったかもしれませんが、片方では漏れているのですから余計です。
いずれにしても脱衣室も直さなければならず、その代り床レベルは統一でき段差を解消できる事となります。
窓が小さく、腰壁はタイルと漆喰。
床もだいぶ傷んでおり、軋んでいました。
提案としては、吸放湿する壁天井材のチョイスと水・汚れに強い床材の選択です。
邪魔なタイルは全て撤去しました。
ユニットバスはTOTOのサザナです。
必要最低限で良いとのお話でしたが、色味だけは遊びましょうという事で(笑)
最近はアクセントパネルを使って一面の壁を変えたりします。
以前からご紹介した通り、部屋だけでなく、キッチンやトイレにもちょっとした遊び心で採用されるケースが多くなりました。
これは生活のゆとりともいえ、そもそもクロスは張り替えるものですので“チャレンジ”しやすいんです。
折角のリフォームですから、まずは楽しくなきゃ!!
コストは上手く管理して、皆さんの期待に応えるのもプロですしね。^^;
で、脱衣室はこんな感じ。。。 ↓
シンプルなのがお好みという事でしたので、清潔感だけ気を付けてチョイスしました。
床と天井はほぼ?全面に吸放湿する素材を選んでいますので、容量としては十分でしょう。
もう一枚。。。
ほぼ?といったのは洗濯機の背面。。。
ここは水をはねる素材にしました。
右の空いた空間にバケットを置いて洗濯物を移したり、掃除用具なども置かれるとの事で、汚れないような感じで。。。
今回当然に給排水管は新規です。
って、特段の事情がない限りその様に対応しています。
新しい者は今から始まりで寿命はMAXにある訳で、その前に存在していたものは寿命が尽きてしまいますから。。。
特にケチって(客じゃなく業者の事)その古さが弊害となった時、一体どの面下げて直しに行くんですかね。
言ってしまえば、私が嫌なだけですが、コストの低減というのは抑えるべき所は抑えての話であって、住まい手もソコは期待していると思うのですが…。
弊社の言う価格は適正という文言は、言わなくても分かってほしい部分の拾い上げを含んでいるという事。
言わずもがな、、、なんですけども。
そこの努力というか、プロとしての拘り、矜持なんかは、リフォームを軽く考えて参入している人たちとは一緒にされたくないです。(笑)
嘗ての水道屋さん、電気屋さんが『下請け脱却!!』みたいな、言ってしまえば履き違えたスローガンなんて本当に迷惑。
何故って、勉強せず、精進せず、どっかの現場で一緒になった職人さんをただ引っ張ってくるだけ。
引き出しどころか何の裏付けもないから、結局言いなりになってって話よく聞くんですよね。
何か悪口みたいに聞こえるかもしれませんが、そんな業者さんいるんですよね。
皆が皆ではもちろんないです。
今の所ハッキリ言えるのは、訪問販売みたいな業者は絶対NG。
建築専門のモノがいないのに耐震改修できますなんてのもNGです。
私たちの様な地場工務店がもっと頑張らないといけないんですよね、そもそも。
皆さんが不快にならない程度の毒を吐いて、もとい、耳が痛くとも注意喚起と正しい情報を発信して、これからも地道に積み重ねていきます。
今後とも宜しくお願い致します。