“誰にでも手に入る夢の住まい(第359回/耐震診断)

こんにちは。
ハッキリしない天気が続きますね。
水不足が懸念されていますから、少なくとも山間部で降ってくれなきゃ困りますね。
と言いつつも、工事が進まない現場(新築現場の他、塗装現場、屋根腐食現場など。。。)があって、ちょっと困っています。

さて、本日耐震診断に行ってきました。
昭和39年築らしいのですが、私より年上。(笑)
年月を感じますね…。

実は私、横浜市の木造住宅耐震診断士です。(って、皆さんご存知ですよね^^;)
横浜市では、昭和56年6月以前の専用住宅(在来木造で2階建てまで)が対象で、ツーバイフォーや非木造住宅は除外されます。
一部有料で共同住宅(構造等の条件は同じ)も行うようになりました。
但し、、、あくまで横浜市(行政)の無料診断(一般診断)のお話です。
また、他の市町村にはそれぞれの制度、進め方や考え方もあります。
(私が住んでいるのは横浜市ですので、ここでは横浜のお話です。^^;)

みなさん、勘違いというか、よくお問い合わせを頂くのですが、昭和56年6月以降(所謂、新耐震基準)の建物は診断しないのか?という事。。。

私、診断しますよ!

あくまでも、横浜市のような行政が行っている無料診断とは違います。
会社で請け負っているので基本有料ですが、それはご相談頂いてからという事にしています。
一般的に、見積もりを取る時も相談無料って言ってますよね?  あれと同じです。(笑)

熊本の震災から2か月が過ぎました。
東日本大震災の後、ここ横浜市でも市民からの耐震診断の依頼が殺到しました。
診断士は個人の認定資格なので、市民から依頼があった場合、原則的には担当する区に派遣されます。
ちなみに私は港北区、都筑区、鶴見区を受け持っています。(3区登録なので)

診断が一定の個人?に偏るといけないので、まれに違う区にも派遣される様ですが…。(ま、お役所仕事ってことです)
市からの派遣ですので、営業してはいけません。。。
市民の方から“名刺頂戴!”と言われないと、名刺すら渡してはいけないのです。。。(営利にうるさいんです)
たまに、名刺もくれないのかって怒られることもあるんですが、名刺いります???って、聞いてもいけないんです。(笑泣;)

そもそも診断士なんて、地域貢献の真似事?みたいな感じで引き受けているもの。。。
あと、胡散臭い業者が立ち入るのを邪魔?できます。。。(笑)
まぁ、ちょっとした注意喚起ですね。


今回の震災後、思ったほど診断依頼が来ていないようです。
あまり迂闊な事は言えませんが、天災はいつ来るかわかりません。
今後30年の間に、震度6弱以上の地震に見舞われる確率というのを地震調査委員会が公表しています。

横浜市は81%。。。  普通に考えれば、あり得る数値ではあります。
皮膚感覚で5強くらいは30年のスパンであればそう感じてもおかしくないでしょう。
熊本は、、、7.6%と算定されていました。

確率イコールではありませんが、数値が低いからと言って安全だという事ではなく、言い換えれば、今回たまたま熊本だったと言えなくもありません。

備えあれば憂いなし。

この格言をまず持って、出来る事から安心安全の第一歩を踏みませんか?
水や非常食の備えでもいいと思います。
今、新築を考えておられる方、建物の強度は安心ですか?
予算の名のもとに、基準法クリアで済ませていませんか?
リフォームをご検討の方、履歴を正確に残すために、お住まいのカルテを作りましょう。
無駄な工事が減る事になりますし、無駄にイジらないで済む事も有ります。

確かな意識と備えを持って頂きたいと存じます。
ではまた。

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