誰にでも手に入る夢の住まい(第393回 それは、いずれ分かる事)

こんにちは。

6月に入り、日差しも強まり段々と暑くなってきました。
休日は息子のK761高校野球を見たり、少年野球のコーチをしたりしていますが、紫外線は元より熱中症対策にも気を付けなければなりませんね。歳は関係ないようです。

しかし呆れる話が多いものですね。
わが母校の不祥事しかり、番組でバレた手抜き工事(あえて手抜きといいます)しかり。。。
ガバナンスだコンプライアンスだ言いますが、都合よく横文字並べたって性根が変わらなければ何もなりません。

スポーツなのにアンフェアな事を選手に強制する。
業界なら誰でも知っているのに知らなかったで済ませる。
不正や嘘はいつかバレるんですよ。

昔、実際にあった“事件”ですが、アパートで数軒隣の女性に興味を持った男性が、ユニットバスの天井点検口から天井裏を伝って忍び込んだという事件がありました。
コレ、本来物理的にできません。。。

それが今回問題になっている“界壁”という隣室との壁です。
界壁とは、、、

共同住宅において、各住戸の間を区切る壁のこと。天井裏に達するように設けなければならない。


つまり、天井裏に潜っても?、隣とかと行き来できない訳です。
主に防火対策だった訳ですが、ご存知の通り火は上に登っていきますから、耐火性能を持たせた壁で延焼時間を出来るだけ伸ばしたいわけです。だから天井ではなく、しっかり“屋根裏”まで到達させるのです。
昔からありますよ?この法律。
だから知らない人はいないという位ですし、特にアパート専門みたいにやっている事業者が、そこを抑えていないなんて話はあり得ないんです。

しかも先の法改正(2000年だったかな?)で、遮音性能も上げるように変わりました。
ですので現在では、相応の防耐火性能や遮音性能が求められ、界壁は遮音上問題となるすきまのない構造となっています。
更に言えば住宅性能表示においての耐火等級の評価項目になっています。

これだけ言えばわかると思いますが、あの会見は不自然と言わねばなりません。
あんな事、我々の様な地場工務店が“うっかり”やったら、会社潰れますね。
もっとも、そんなモノを掴まされた人は堪ったものではないでしょうが…。

話は変わりますが、先日稀有な?モノを見ました。(笑)
あるハウスメーカーの現場ですが、恐らく上棟式で屋根まで囲えなかったんでしょうね。
実際には、母屋、棟まで上がったから上棟式としては最低限出来たのでしょうが、多くのハウスメーカーではそのまま。。。
次の日は、私の知る限り大体誰も来ていなく、明けているのが多いのですが、その現場も翌日大工さんは不在なようでしたが、大きくブルーシートを足場に結んで、雨が入らないように配慮していました。
ほぼ初めての経験。(笑)

結局はそこに携わる監理者や大工さんたち職人の気遣い、心意気だという事です。
そういった現場では不手際も少なく、当初の予定した通りの住宅が完成します。
手抜きどころか結果として欠陥住宅になることもない訳ですね。

残念ながら世の中には、“ここに頼んだらいい会社”より“ここには頼んじゃいけない会社”の方が多い。
それを伝える(教える)ことは難しいですが、そういった会社やそんな現場、携わる人たちを見れば、実は確かな情報を得ることができるのです。
前回お話したような“釣り広告”に惑わされることなく、シッカリと自分の目で見極めてほしいと思います。

先日、日吉本町のOKストア近くで上棟式(3階建)をしました。
規模の問題もあるでしょうが、弊社は一日で屋根の野地板(屋根下地)まで完成しましたよ。(笑)
雨がかりの部分は早く完了した方がいいので、息の合ったチームワークは見ていてカッコいいものです。

ではまた。
 

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